Living in the Material World(1973 2006)

George Harrison
こちらもデジタル・リマスター盤があったので買ってみる。DVD付はようつべで見られるのでパス。
さて、"All Things Must Pass"とこのアルバム、個人的には甲乙つけがたい。"All Things Must Pass"はいかにも開放感にあふれているが、こちらは大地に足をつけて、「さあこれからが勝負だ」といった気持ちの引き締まりが感じられる。宗教色が強い事に難色を示す向きもあるようだが、私は逆に好ましい。元ビートルズがこれほど宗教色を出すのは大きな意義があると思う。
しかし今回デジタル・リマスターの功罪を改めて感じでしまった。というのも、楽器類はクリアになって大変よろしいのだが、ジョージのボーカルがクリアになりすぎると、その欠点が前面に出てきてしまう。最初「こんなにひどかったっけ・・・」と思いながら聴いて、聴き終わってから何曲かを昔のCDで聴き直して見たら随分印象が違う。今後は昔のCD聴くことになるかな。となると、この後のアルバムの買いなおしも考え直すか・・・・。