空飛ぶモンティ・パイソン第1シリーズ(1969〜1970)

第11話
「あらかじめ死体の無い殺人事件」
言葉遊びと天丼満載のナンセンスコント。
「虫けらのような葬儀屋」
4人の葬儀屋が棺桶をかついで行進中、一人また一人と倒れてゆき、つぎつぎと棺桶の中にほうりこまれ、残った人数でかついで行進を続ける。
「奇人変人ショー」
無意味な奇人変人達、例えばレンガに催眠術をかける男(爆)
「歴史の世界その2」
下着姿の女性が扇情的なポーズをとりながら語る真面目な歴史講座、しかも声は男。
第12話
「飛び降り自殺でギャンブル」
仕事中のふたり、窓の外ではどんどん人が落ちてくる「次は誰が落ちてくるかかけよう」「パーキンソンだ、落ちろパーキー!」「思いとどまれパーキー!」
「ヒトラーのいる民宿」
藤子不二雄Aの「ひっとらぁ伯父サン」の先取りか?
「第127回上流階級バカ決定戦」
権威と名の付くものはすべて虚仮にするパイソンズ。今回の標的は貴族階級。
第13話
「変人の多いレストラン」
客から店員からすべてがハチャメチャなレストラン、最後には「私が今日のメインディッシュです」とオーブンへ運ばれるシェフまで登場。
アホウドリ売り」
映画館でアイスクリームならぬアホウドリを売る売り子。ハリウッド・ボウルでのライブでは、ジョン・クリーズが実際に客席へ乗り込んでこのネタを披露していた。アホウドリはこの回の裏テーマにもなっている。
「ロッティングディンの警官ナンパ作戦」
お金を盗まれたと路上の警官に訴える男、実はホモのナンパ、「家に来ない?」ちょっと考えて警官が「いいよ」日本語版は概ね原語に忠実だが、このコントは珍しく、日本語のセリフが全くの別の内容に置き換わっている。
「歴史上人物モノマネ・ショー」
歴史上の人物をモノマネするのではない。歴史上の人物が、モノマネをするのだ。例えばリシュリュー枢機卿(三銃士でおなじみ)が60年代の人気ポップス歌手を真似したり、ジュリアス・シーザーがラグビーの実況アナの真似をしたり・・・
「アッチラ大王の自首」
どう見ても普通の男が「私はフン族のアッチラ大王だから征服、略奪、大量殺戮の罪で逮捕してくれ」と言ってくる。警察はアッチラ大王検査袋でチェック「きさま、アレクサンダー大王だな!」「アッチラのふりをしていればばれないと思ったのに!」「これは実はアレキサンダー大王検査袋なんだ」なんじゃそりゃ(笑)
「スクォッターズ」
外科手術で腹を切り裂くと、そこから不法入居(?)のヒッピーが数人顔を出す。目が覚めた患者が「出てゆけ!」医者は「立ち退き命令が無ければ」そして警官が立ち退き命令を携えてやってくるとヒッピー達はおなかの中へ逃げ込む。それを追ってやはりおなかの中になだれ込む警官達!!
第1シリーズのラストにふさわしい回だ。