ブルックナー 交響曲第1番 ノバーク版リンツ稿

インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団(1987)
先達(ベートーヴェンシューマン、リストあたりか)の影響が強いものの、ブルックナーらしさの萌芽も見られ楽しめる。第0番はこの1番の後に書かれて2番になり損ねた曲だが、この1番の無駄をはぶいてすっきりさせた発展形だというのがよくわかる。すっきりさせすぎのきらいもあって、それでブルックナーが番号をつけなかったのかもしれないが。