ベルリオーズ 幻想交響曲

ミュンシュ指揮パリ管弦楽団(1967)
お分かりの方も多いかもしれないが、私はクラシックを聴くもののかなり好みが偏っている。なので、有名なのに聴いたことの無い作曲家もいっぱいいる。
しかし、娘もクラシックに興味を持ち始め、子供向けのクラシック事典等を買い与えると(本人はサンタにもらったと思っているが)喜んで見ているのはいいが、○○ってどんな曲?と聴かれて、知っていれば良いのだが、前述の通り聞いたことの無い作曲家もいるので、これはなんとかしないと、とつらつら思っていた矢先、なつかしいミュンシュ指揮で今まで未聴の「幻想交響曲」がけっこう廉価だったので、手始めにということで購入してみる。
当然の事ながら、初めて聴く曲であるし、他の演奏と聴き比べもできないので大きな事は言えないが、これが名曲であり、名演奏であるということはわかる。この第1楽章がソナタ形式だなんて、一聴しただけでは想像もつかない。最初から最後まで自由形式かと思ってしまう。フランス人ということもあろうが、そのぐらい実に色彩的である。しかし、ふとベートーヴェンの田園交響曲ぽいな、と思ったが、実際にそういう指摘があるらしい。
ミュンシュは弦(特にチェロ)のニュアンスが絶妙だな。