アンの仲間たち

モンゴメリ
篠崎書林から発行されている、いわゆる「ニュー・モンゴメリ・ブックス」は以前ちらっと書いた(こちら
「アンの村の日々」等を含み、どうしてもそろえたいのだが、ある短編集の正、続が片方だけ入手不可だったりして買うのを躊躇していた。しかし手をこまねいているわけにもいかずに、とりあえず入手できるものから入手してゆき、あとは中古を探す事にした。(この短編集も続編あり)(正、続というと語弊があるが、原書では1冊だが、翻訳版はどうしてもページ数が増えるので分冊になるということ)
さて、モンゴメリは「赤毛のアン」発表前にもさまざまな雑誌に短編小説を発表していたが、これは「赤毛のアン」と同様孤児を主人公にした短編集。モンゴメリ独特の価値観と、人によってはご都合主義ともとられかねないハッピーエンドにつらぬかれた作品ばかりで、それがいやだと言う人は、そもそもモンゴメリとは無縁なので、何をかいわんやである。