ワーグナー ローエングリン

ネルソン指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1982)LD
ローエングリン」はCDを持っていない。なかなか気に入った指揮者、歌手を見つけられなかったからだが、クーベリック指揮のものが一部で評判がよく、ヤノヴィッツがいるので、いずれ購入したい。
余談はさておき、映像はLD時代の上記のものを所有している。久々に見たが、未だにDVDでも売られていることからもわかるように、絶頂期の主役のペーター・ホフマンをはじめ歌手陣が完璧、かつ演出、美術もリアリズムと抽象主義の程よい折衷の美しさで、史上ベストのソフトの一つであろう。(ローエングリンの登場、そして退場シーンは惚れ惚れするぐらい素晴らしい)
ロック歌手としても活躍した事からもわかるように、抜群のルックスを誇るペーター・ホフマンは、ローエングリンを演じるために生まれてきたかのようなはまり役だったが、パーキンソン病により早すぎる引退を余儀なくされた。
そのホフマンは86年のメトの「ローエングリン」も発売されていて(日本盤は廃盤)評判が良いので、いつかは見てみたいものだ。