親指のうずき(1968)

アガサ・クリスティ
前にちらっと書いたが、「ミス・マープル2:親指のうずき」を見る予定がある。いつになるかは分からないが。なので、復習もかねて久々に読む。いわゆるトミー&タペンスの夫婦探偵ものであるが、晩年作風で、何が事件か分からないまま話が進んでゆくパターンで、クリスティの中でも私の好きなスタイルだ。(ラスト何ページかはいつ読んでも背筋がぞっとする)
思えばトミー&タペンスはクリスティデビュー当時から、長い期間にわたってぽつぽつと書かれてきたので、作品ごとにスタイルが違う。それもまたトミー&タペンスシリーズの楽しみでもある。
これを読んだら、また未読に戻ろうかと思っていたが、またトミー&タペンスシリーズを最初から読みたくなってしまった。