「プレイズ・ショパン」より「ノクターン嬰ヘ長調」

ピーター・ゼルキン(1978〜1981)
某CMでも有名なこの曲が、ピーターの手にかかると、全く別の次元の曲として響いてくる。
前にも書いたこのピーター・ゼルキンによるショパン曲集であるが、一般的には馴染みの無い選曲が多いという事もあろうが、いわゆるショパン的な感じがほとんどしない。
しかし、私は好んでショパンを聴く人間では無いので、逆に好ましい。
まるで、サティか現在音楽のような、リリカルで内省的な演奏は、ある意味癒し系である。
ショパンは苦手だという人にお勧め。