モーツァルト 交響曲第40番

ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団(1981)
最近マリナーのモーツァルト後期交響曲を買ったので、40番をコレギウム盤やこのエンシェント盤と聴き比べをしてみた。厳密に言うと、マリナー以外はピリオドで、マリナーは当時では珍しかった小編成の通常オケなので比較するべきではないのかもしれないが。
意外だったのは、マリナーは聞いた後にあまりすっきりした気分になれない。
コレギウム・アウレウムは最も木管が強く、全体に柔らか味のある音作りで大変好みなのだが、メヌエットがレガートがきつすぎてだらしなくなってしまった。
以前は冷たい印象があった、このエンシェント盤が一番すっきりした気分になったのも意外だった。ただし、クラリネット抜きの第1版なので、やはりその分物足りない。うまくいかないものだ。