ミス・マープル 鏡は横にひび割れて

原作は、犯人とその夫の切ない心情から、個人的には忘れがたい作品である。
一時期やたらとクリスティの作品が映画化された時代があった。その頃は見ず嫌いだったが、同じ原作の「クリスタル殺人事件(変な邦題だ)」の出来はどうだったのかな。
題名の由来はテニスンの詩「シャルロット姫」であるが、「赤毛のアン」に関連した記憶があった。もちろんアンが溺れかけるのは、同じテニスンでも「エレーン」である。「赤毛のアン」を調べてもわからなかったが、松本侑子の本で判明。
映画版で冒頭に、原作に無いマリラ達と出会う前のアンのシーンがあるが、そこで彼女がお使いの最中にテニスンの詩集を読みながら歩いており、その時の詩が「シャルロット姫」だったのだ。なんか覚えていた。