ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 ハース版

朝比奈隆指揮 NHK交響楽団(2000)
衛星に入った映像である。
こちらもどこを切ってもブルックナー、もともと底の浅さがあるこの曲が、まったくと言っていいほどその底の浅さを感じさせない。
キャッチャーであるが音楽が成り立ちにくいと前に書いた第1楽章もみごとに成り立っている。これが朝比奈さんが晩年に達した境地なのか。もちろんN響の底力も貢献していると思う。
クナの「ロマンティック」がモノであることを考慮すると、この朝比奈N響盤は充分万人に推薦できる。惜しむらくはDVD発売はあるものの、CD化されてないということだ。いずれは発売されることを祈ろう。
→CD化されてました(汗)