おばちゃまは飛び入りスパイ(1966)

ドロシー・ギルマン
リヴィング イン モリオカ(旧 はちのへ生活)の ロッティ♪様が最近再読中との事で、興味を持って古本屋にて購入。
冒頭、このヒロインの紹介として、レース編みを売りつけにきた女性の哀れな身の上話の作り話に夢中になり、買ってあげるも親切心からその作り話の矛盾点を指摘して、次には気をつけてとアドバイス、その女性が恐れ入って原価でいいというと、お話を楽しめたので言い値で買いますと、すっかりその女性と仲良くなってしまう話がでてくる。
これは一発でやられた。こんな人がヒロインなら面白くないわけが無いではないかっ。
しかし、軽いお話かと思いきや、(若干のご都合主義もあるが)かなりシビアな展開、あまり人は死んで欲しくなかったが、60過ぎのおばあちゃんのバイタリティではないな、これは!

「おばちゃま〜」は翻訳者の発案かと思ったら、文中に彼女を「おばちゃま」と呼ぶシーンがあった。原語ではどうなっているのだろう。気になる。

ちなみに2回ドラマ化されているようだ。

1971年
ttp://www.imdb.com/title/tt0067451/
1999年
ttp://www.imdb.com/title/tt0202045/

1971年のほうが美人だが、1999年のほうがイメージに近いのか?

PS.個人的には「伯爵夫人は超能力」シリーズも気になる。