ひと夏の旅(1949)

ドロシー・ギルマン
私の把握している限り、ドロシー・ギルマンの最初期の長編。
孤児院にいるジェニーは十数年ぶりに会うほぼ初対面の父親と、自宅兼改造おんぼろバスでひと夏の旅に出る。ひょんなことから、その旅に参加する人間がどんどん増えてゆき・・・といった、ロード・ムービーや少女漫画にでてきそうなシチュエーション。
もともと児童書ということもあり、若干のご都合主義も見られるが、破天荒なストーリー展開は純粋に楽しめる。裏テーマは魂の成長だな。