ブルックナー 交響曲第2番(1872年稿)

ティントナー指揮 アイルランド国立交響楽団(1996)
前にちらっと書いたが、ヤング盤との関係をまとめると以下のようになる。
ティントナー 1872年稿 出版前(1991)の世界初録音
ヤング 1872年稿 出版後(2005)の世界初録音
さて、こちらもティントナーにしては速めのテンポ。ヤングがこの版の特徴をえぐり出していたのに比べ、ティントナーはどこまでも自然流で、その分物足りない気がしないでもないが、これ1枚を聴く分にはなんら問題の無い名演といえる。
ただ、ほんのわずかにオケの弱さが露呈する点があるのは惜しい。
2019年5月11日追記
改めてインバル、ティントナー、ヤングの聴き比べをした結果、ティントナーが一番しっくりきた。