ブルックナー 交響曲第7番 ハース版

チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1994)
手始めにようつべでも見た7番から聴く。
驚異的にほとんど完璧な演奏である。「楽譜どおりに正確に」という意味の完璧ではなく「ブルックナーはこう演奏して欲しい」という理想がほとんどかなっているという意味の完璧である。
「ほとんど」といいうのは、やはりもうあとほんの少しだけテンポが速ければ・・・ということなのだが、彼の「禅宗的瞑想としてのブルックナー」という観点からすれば、空前絶後唯一無比のアプローチであることは納得できる。ベストに推してもいいが、そこまで行かなくてもブルックナーファンは必聴であろう(って今更私が言うまでもないみたいだ)