ブルックナー 交響曲第3番

チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1987)
すぐさま5,8,9番あたりを聴きたいのはやまやまだが、心の準備がいりそうなので、3番を聴く。
第1楽章はティントナーなみに遅いが、ところどころややテンポを上げることにより、躍動感が無くなる事を防いでいる。他の演奏では埋もれているフレーズも聴こえてきてなかなかうならせる。
2楽章以降は意外(笑)にも(遅いことは遅いが)遅すぎることは無い。
相変わらず完璧に近い精緻に満ちた演奏である。