古時計の秘密(1930)(創元推理文庫版:2007)

キャロリン・キーン
以前ちらっと書いた(こちら)少女探偵ナンシー・ドルー・シリーズ第1作の東京創元社による完訳版である。(現在第4作まで刊行中)ジュヴナイルとしては「古い柱時計の秘密」というタイトルで出版されていたもの。
ジュヴナイルなので、ゆるいことはゆるいが、それなりに楽しめる。
ただ、主人公が18歳の血肉の通った女性という感じが全くしないのはどうなのか?まあ1930年代のジュヴナイルだからいいのかもしれないが。
ちなみに映像化としてパメラ・スー・マーティン主演でドラマ・シリーズ(1979)
スペシャル・ドラマ「おてんば探偵ナンシー・ドリュー」(2002)(マギー・ローソン)
映画「美少女探偵ナンシー・ドリュー」(2007)(エマ・ロバーツ、レイチェル・リー・クック)があるという。エマ・ロバーツジュリア・ロバーツの姪だって?
しかし、このカバー絵はオタクを意識したのか?そっち方面に売りたいのか?何か違う気がするが(笑)