ブルックナー 交響曲第9番

チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1995)
以前私は、ブル9は、他のブルックナーと違い水晶の音楽である、と書いた。(こちら
真の意味でこれを具現化しているのは、テンポの違いはあるもののシューリヒトとチェリビダッケ、そして1段下がるがレーグナーだと言える。
やはりテンポの遅さは、私にとっては減点だが、それでもそれがこの演奏の価値を下げるものではない(勿論、この遅さこそがいいのだ、という意見も充分分かる)
相変わらず、遅さに関わらずあっという間に終わってしまい、もう一度聴きたくなるのもシューリヒトと共通している。