Puccini's Greatest Hit : The Ultimate Nessun Dorma(2006)

郊外店のタワレコのワゴンには、時折お宝があるのだが、プッチーニの「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」だけを集めたCDが、これまた廉価で置いてあったので、まあ損はないだろうと購入。
以下、指揮者は知っている人だけ載せる。
1. ルチアーノ・パヴァロッティ(1964)
2. プラシド・ドミンゴ(1989)
3. ホセ・カレーラス(1984)マゼール指揮
4. マリオ・ランザ(1955)
5. マイケル・ボルトン(1998)
6. ベン・ヘップナー(1995)
7. サルヴァトーレ・リチートラ(2002)
8. マルセロ・アルバレス(2004)
9. アミーチ・フォーエヴァー(2003)
10. セルゲイ・ラリン(1999)メータ指揮
11. ユッシ・ビヨルリンク(1959)ラインスドルフ指揮
12「大君に御栄えあれ」ブリギット・ニルソン(1959)ラインスドルフ指揮
パヴァロッティは、今までは個人的には、声が出すぎの悪達者というイメージが強かったが、初めて聴いたこの60年代の声は、なんと素直で無垢で素晴らしいことだろう。これは、ちゃんと60年代あたりのパヴァロッティを確認したくなった。
ドミンゴもカレーラスもこの曲を歌うのを何回か聴いているが、ここに収録されているのは耳を疑うくらいベストの歌唱である。こんなに歌える人たちだったのか(って失礼な・・・というのも、個人的にはこの曲はこの二人は合ってない印象が強かったせいもあるが・・・勿論最後の最高音は、早めに切り上げバージョンなのはしょうがないが)
往年の名歌手、マリオ・ランザやビヨルリンクが収録されているのはうれしい。
新しい人はさすがにわからないが、なぜ長年上記の3人が3大テノールと言われていたのが分かった。確かに上手いのだろうが、3大テノールやそれ以前の歌手とは、個性と言うかインパクトが段違いに落ちる。ラッセル・ワトソンや、ポール・ポッツが話題になったのも、長年そのインパクトがある歌手が、3大テノール以降出てこなかった証拠なのだろう。
アミーチ・フォーエヴァーというのはグループ、マイケル・ボルトンはロック歌手のようだ。
12 は最初、なんで、ここまでこの1曲で押したのに最後の最後に、と思ったが、ここまで聴いたら、さすがにオペラの最後を入れてちゃんと決着をつけないと、気分が落ち着かないと言うのも事実で、これを入れるアイデアを出した人はさすがと言える。
個人的には、マルティヌッチやデル=モナコが入っていてほしかった。




調べたら「誰も寝てはならぬ 100%」と言う題で邦盤も出ていたようだが、ボーナス・トラックとしてアレサ・フランクリンの「誰も寝てはならぬ」を収録・・・・・え!?どういうこと!?ボルトンもいるからいいのか。