グリーグ ピアノ協奏曲

マタチッチ指揮 モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(1974)
ピアノ リヒテル
偶然に存在を知って買ってみる。
全般に悪くないと思うのだが、第1楽章第1主題だけが、妙にテンポを落とすのが気に入らない。
言っては何だが、大して内容が深いわけではないこの曲は、ある意味この第1主題あってこそ成り立っているのであり、それがゆえにわざわざたっぷりと聴かせようとしたのかもしれないが、これは逆効果。
ここがこうだと、あとの演奏がどれだけ良くてももう愛聴盤にはなりえない。せっかくのマタチッチなのに〜。