ブルックナー 交響曲第7番

ウェルザー=メスト指揮 クリーヴランド管弦楽団(2008)
先日NHK教育に入った映像である。次期ウィーン国立歌劇場音楽総監督によるブルックナーなので、とりあえず押さえておこうという気持ちだった。
しかし、若干速めのテンポの、透明感あふれる美しい音作りながらも、美しさに流されることのない峻厳な演奏で、これは歴代のベストに比しても、なんら遜色の無い演奏である。さすがに次期ウィーン国立歌劇場音楽総監督に選ばれるだけのことはある。
彼は、5番、7番、8番の録音があるが、現在入手しづらい状況、しかし、いづれウィーン・フィルとの演奏が出るだろうから、そちらを楽しみにしよう。
ちなみに彼は、1960年生まれだから私より一つ年下である。若い世代のブルックナーは、ヤルヴィやティーレマンはがっかりしがたが、ヤングとこのウェルザー=メストは期待大だな(でも、ヤングはもうブルックナーやらんのかな)