「ばらの騎士」の歌手と役の関係

現在バースタインの「ばらの騎士」を聴いている最中なので新しい文が無い。
そのかわりというわけではないが、先日、バースタインの「ばらの騎士」のコメント欄で、ルートヴィヒとジョーンズ以外に「オクタヴィアン→元帥夫人」の変遷が見当たらないと書いたが(こちら)あるようだ(汗)
勿論全歌手について調べたわけではない。
というか以下のサイトと今まで得た情報をまとめました(笑)
ttp://www.asahi-net.or.jp/~wg6m-mykw/Library_R_Strauss_Rosenkavalier_index.htm

まず、元帥夫人、オクタヴィアン、ゾフィーすべてを歌ったことがある歌手。
ロッテ・レーマン(S)
リザ・デラ・カーザ(S)
ゼーダーシュトレーム(S)
例外でエリザベス・シューマン(S)
例外というのは、1933年へーガー指揮の「ばらの騎士」の世界初録音(ただし短縮版)で、元帥夫人のレーマンが三重唱録音後、勘違いして帰宅してしまったため、例の「Ja,Ja」をシューマンが歌ったらしい。それで3役制覇(笑)
しかし、SP時代にこの曲を録音したら何枚組みになるんだろう。短縮版もやむなしと思える。
 
ゾフィーを歌い、のちに元帥夫人を歌った歌手(上記を除く)
エリナー・スティーバー(S)
エリザベート・シュヴァルツコップ(S)
ルチア・ポップ(S)
 
オクタヴィアンを歌い、のちに元帥夫人を歌った歌手(上記を除く)
セーナ・ユリナッチ(S)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ギネス・ジョーンズ(S)
 
ユリナッチ(上記の3役やった歌手もそうだが)は、ソプラノとしてオクタヴィアンを歌っている。
ルードヴィヒはメゾとして元帥夫人を歌っている。
ジョーンズはメゾとしてオクタヴィアンを歌い、ソプラノに転向して元帥夫人を歌っている。
前にも書いたが、ルードヴィヒとジョーンズの例は珍しいパターンと言える。