ベッリーニ 「ノルマ」について

オペラファンと言っていながら(お気づきの方もいるかと思うが)いわゆるベルカント・オペラはほとんど聴かない。(厳密にはロッシーニより前のオペラのことだそうだが、一般にはのロッシーニドニゼッティベッリーニヴェルディの初期を指す)
悲しいシーンなのに、長調の能天気なコロラトゥーラって何よ!?とまあ一種の偏見である。
ところがようつべでマリア・カラスの映像をいろいろ見ていて(カラスが実際に舞台衣装をつけたオペラ映像は極端に少ないので)なんか珍しい映像があるな、と見てみたのがこれ。

これが「ノルマ」の「清らかな女神」であるが、勿論曲は何回も聴いたことがあるが、オペラの内容も、歌詞の内容も全く興味を持たずに来た。ところが、このなんとも心をそそる舞台姿である。
調べてみたら「ノルマ」は古代ローマ時代のガリア地方の「ドルイド教」の巫女だというではないか!!!し、知らなかった(汗)
ケルト、ドルイドはめちゃめちゃツボである(こちら)現金なもので俄然興味がわいてくる(笑)
CDはカラスを買うとして(爆)映像はお高いな、デアゴスティーニ・オペラに期待するか(劇爆)

時代も内容も立場も違うが、古代ローマに対抗するケルトの女性の悲劇は、「女王ブーディカ」を思い起こさせるなあ。

ちなみに、「清らかな女神」はかの空耳で「あのイボ痔」として有名である。
歌詞は"A noi volgi"だからほぼまんま(笑)
番組では作曲が「ジョルダーノ」となっていたが明らかに間違い。