トスカニーニ/スカラ座での最後のコンサート

トスカニーニ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1952)
ラストコンサートは入手したが(こちら)やはりトリスタンとイゾルデの「前奏曲と愛の死」を演奏している盤が欲しい。
で、なんとミラノ・スカラ座でのオール・ワーグナーのライブがあった。曲目は以下のとおり。
ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1 幕への前奏曲
ジークフリート』−森のささやき
 ジークフリート牧歌
『神々の黄昏』−夜明けとジークフリートのラインへの旅
パルジファル』−聖金曜日の音楽
『神々の黄昏』−ジークフリートの死と葬送行進曲
トリスタンとイゾルデ』−前奏曲と愛の死
ワルキューレ』−ワルキューレの騎行
感想はとりあえず「トリスタン〜」
なんとクナよりも、そしてクナより遅かったシューリヒトより遅い。しかしかなりきついアッチェレランドがあるが自然に聴こえる。
演奏が終わると観客の拍手は熱狂的である。クナの1963年の演奏は観客が呆然とする名演だが、こちらは観客が熱狂する名演なのだ。惜しむらくは若干音が悪い。やはりスタジオ盤も買わねばならんのか。