激突!(1971)

先日衛星に入った。これもテレビ放映以来だから(吹き替えが穂積隆信だったなあ)ずいぶん久しぶりだ。言わずと知れたスピルバーグの出世作、本来ドラマなのに劇場公開もされた作品である。
踏み切りで後ろから押される、電話ボックスが轢かれる、そしてラストの墜落、印象的なシーンは覚えていたが、改めて見てみると(今更ながらだが)カメラアングル等、実に凝っていてうまい。録画とダビングは奥さん担当だったが、見るとは無しに見ていたら、引き込まれてしまった、とのたもうていた。むべなるかな。
理屈付けがまったく謎のままなのが、ヒッチコックの「鳥」にも通じるモダン・ホラー・サスペンスの傑作であろう。