ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009)

先日、DVDを買って見た時には、わけあってあえて感想を書かなかった。
シリーズ全巻を読み直しながら、映画も見直しをしている事は前に書いた。
そして、再びこの映画の原作を読み、映画を見たので、とりあえず書くことにする。
なぜあえて書かなかったというと、このシリーズの映画は、1,2作はクリフ・コロンバスが監督をしたあとは、1作ごとに監督を替えてきたが、ここにきて、最終2作(映画は3作)を一人の監督(デヴィッド・イェーツ)が撮るという事を鑑みての事だった。
つまりは(勿論今までの作品も一連の流れなのだが)最終2作を、全体として1作の流れとして映画化しようということなのだ、と解釈したため、今の時点で詳しい感想は控えようと思ったのだ。
それでも、あえて言うなら、映画版最終3部作の幕開けとしては、うまくまとめたと思う。
恋愛沙汰が多いのを文句をつけている人がいたが、実は恋愛沙汰が大変意重要であることを理解していない人間のたわごとである。
確かに省略のしかたに疑問はある。トムの生い立ちははずせないはずだし、個人的にはルーピンとトンクスのくだりも取り上げて欲しかった。
しかし、これが最終3部作全体の中の第1作であるなら、そこらへんを残りの2部作でもりこんでくれているのでは、という期待がある。
ので、現時点では文句は言わないでおく事にしたのだ。