海外のノンフィクション

先日書いた、ある民族のたとえ話に関連することなのだが、多分20年ぐらい前、図書館で海外のノンフィクションものを借りた。
記憶が本当にあやしいので(なので、ネットで色々と調べたがわからなかった)おぼろげな表現しかできないが、(たぶん)白人の女性が、黒人だか、アジア人だか(非白人ということは確か)の難病の少年を養子にして、治療を受けさせる、という話を、その当の白人女性が書いた本だったと思う。
それ自体は、まったく悪くないのだけれど、ただ一点、どうしても違和感が残った部分がある。
それは、病院を訪れたその女性が、他にも同様の難病の子供がいるにもかかわらず、なぜその少年だけを養子にしたか、のくだりである。
彼女はその少年を「なんてかわいい!」と思ったのだ。
つまりは、かわいくない子供は見捨てられたわけだ。
この本のこの部分に関して、多分白人社会では何の違和感もないのだろう。我々が指摘しても「え、どこがおかしいの?」ぐらいの反応であろう。
しかし、前にも書いたように、それが、差別やイ○カ、ク○ラ問題、植民地主義の温床になっている白人の価値観なのだ。

万が一、この本を読まれた方がいらっしゃったら、書名を教えてください。