日本人の知らない日本語 日本人の知らない日本語2

蛇蔵&海野凪子
奥さんが、娘の同級生の母親から借りてきて「面白かった」と言っていたが、その時読めなかったので買ってしまう。
日本語学校の生徒(当然外国人)からの、日本語に対する素朴な疑問から、逆に我々日本人があたりまえと思ってしまっている日本語の謎が解明できる、というのが本来の主旨。
しかし、それにも増して、外国人の生徒さんたちのキャラの立ちようが抱腹絶倒!

ごくごく一部を紹介すると
フランスで日本の仁侠映画にはまって来日した、シャトーに住むという上品なマダム
なので、口をついて出る日本語は、姐ご言葉(笑)
同じく、スウェーデンで黒澤映画にはまって来日した若い娘
なので、口をついて出る日本語は、侍言葉(笑)
先生から、普通の現代の日本人は、そんな言葉は使わない、と指摘されると、寂しそう・・・
仲良くなった二人は
娘「先生が使わないようにって言う映画の台詞(セリフ)二人だけで使わない?」
マダム「素敵な考えね」


マダム「先生におこられて ケツまくんなよ!!」
娘「ちょこざいな!!」

このスウェーデン娘は、忍者も大好き
そういう外国人にはよくある話だが、現在の日本にも、忍者がいると信じて来日してきた。
入学して、先生にした最初の質問
「先生は 忍者ですか?武士ですか?」(先生 独白 二択かよ)

いろいろ説明して、やっと現在の日本に、本当の忍者がいないことを納得してもらうが、帰り際に小声で
「でも本当はいるんですよね いないことにしないと いけないんですよね」
と、ニヤリ
め、めごい!!(方言)