Bruckner: 9 Symphonies Box(1975〜1981)

カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カラヤンは大嫌いであるのだが、全集ボックスが輸入盤で廉価だったので買ってしまう。
とにかく、ブルックナーであれば、やはり一度は聴いておかないと・・・・
と、思って聴いてみたら、良くも悪くも、予想以上でもなく、予想以下でもない。
カラヤンブルックナーであった。
この人は、どんな作曲家の音楽でも、その作曲家の個性を消して、カラヤン流の「聞いているときだけ心地よいが、聞いた音には何も残らない」「音響」に変えてしまう。
それを良しとするか悪しとするかは、聞く側の好みであろう。
しかし、ここにあるのは、単に「カラヤンの音響」でしかない「ブルックナーの死体」である。