CDが売れないそうである。
業界では、その原因を「違法ダウンロードのせい」とする声があるようだが、単純に、金を出す価値がある音楽が無くなったせいである。
金を出す価値がある、と思ったら、人は金を出して買うのである。
単にキャッチャーで内容の無い音楽が、手っ取り早く売れたせいで、音楽業界は、そういう音楽しか作らなくなってしまったからである。
誰のせいでもない、自分達のせいなのだ。
例えば私も、歌が上手いなあ、センスがあるなあ、という人は何人かいるが、CMの曲等が面白くても、他の曲がつまらないので、CDを買うまでにいたらない、という人ばかりである。
そうかと思えば、女性歌手といえば、誰も彼もが同じような(ブリトニーやジャネット・ジャクソンのような)踊りと曲。
とてもではないが、お金を出す気にはなれない。

と、ここまでは以前書いていて、ネガティブな内容だから、載せるのを控えていたのだが
最近、歌手までが、そんなことを言い出して「搾取されている」みたいな被害者面をしているので、なんか、違うのではないか?と、また少し書く。
 
音楽が好きで、歌手になったのなら、その時点で報いはうけている。
金額的な報酬は余禄である。
それを勘違いして、当然のような気になって思い上がっているから、今そんな目にあうのである。
 
音楽は生活必需品ではないのである。
 
芸術かもしれないが、ある意味河原乞食なのだ。
そこまでの、覚悟と心意気がなく、
なにか自分たちは特別で
ちゃらちゃら歌えば、当たり前のように金が入ると
思い上がっているのではないか。

 

道端で歌って、お金を投げてもらう。
太古の吟遊詩人の心意気と、敬虔な気持ちを
忘れてはならないと思う。