星降る夜にきかせてよ(1977)ハスキーボイスでささやいて(1979)

一条ゆかり
先日、古本屋で文庫版をみつけて購入。
ぱらっとみて、覚えているような、覚えていないような・・・・で買ってみたが、続編の「ハスキーボイスでささやいて」のあるエピソードのみ、明確に覚えていた。
ちなみに、なぜ続編が2年後かというと「砂の城 第1部」が間に挟まっているから。
で、そのエピソードというのが、この作品で登場する女性が、ハスキーボイスかつ常に性別不明なファッションで、本人がはっきり言わないせいもあるが、周りからは、美少年と思われてしまうという設定なのだが、なんでハスキーボイスかの理由が、幼少時に、片親である父親が留守がちで、恋しさがゆえに、煙草を吸うと父親がそばにいてくれるような気がして煙草を覚え、今では食事中まで吸っている、というくだりがあり、なぜかそこだけ明確に覚えていたのだった。
よく肺がんにならなかったものだ、と思うが(笑)
しかし、一条マジックの前には、どこまでもおしゃれな世界になってしまうのだった。
しかし、たぶん、この後の「砂の城 第2部」「有閑倶楽部」の最初期までぐらいだろうな、リアルタイムで読んでいたのは