Softs(1976) Soft Machine

"Bundles"とともに再発された、次作の"Softs"であるが、アラン・ホールズワースは「1枚で脱退する男」の評判どおり、"The New Tony Williams Lifetime"に参加するために脱退、しかし、元"Darryl Way's WOLF"のジョン・エサリッジを後任として推薦した。
最後のオリジナルメンバー、マイク・ラトジッジは、ゲスト扱いで2曲に参加のみ。
ジョン・エサリッジも抜群のテクニシャンながら、アランほどの変態性はないので、カール・ジェンキンスのセンスで統一された、ある意味予定調和的な安心感のある、完成度の高い作品。
カール・ジェンキンスのミニマル的アンビエントとハードエッジジャズの対比の妙は、この時期ならではの魅力。
ちなみに、このアルバムのみの参加である、サックス奏者のアラン・ウェイクマンだが、かのリック・ウェイクマンのいとこである(ネット上、兄弟としている人もいるが、海外ウィキペディアでは"cousin"となっているのでいとこ)ギガメシュの創設メンバーだったが、アルバムレコーディング前に脱退したとか。その後はデヴィッド・エセックスの音楽活動に参加したようだ。