某国の話

ある国の独裁政権は、国民の不満を自分達から他へ逸らせるために「ある他国が悪である」という洗脳教育を国民に施している。
今回のような事件が起きると、「その他国が悪である」と国民に説いてきた手前、ああいう態度をとらざるを得ない。
ここで、国際的、客観的に正しい態度をとってしまうと、今度は国民の不満が自分達に向いてしまう。
国民の不満を自分達から他へ逸らせるためにとった作戦が、めぐりめぐって、やはり国民の不満が自分達へ向いてしまう結果になる。
まさに自己撞着。
だから、見かけは強硬な姿勢をとっているように見えても、実情は「頼むから折れてくれ」と泣きついていたのに等しい。
そう、子供のけんかである。子供が大人に対してけんかをしてわがままを言っているのといっしょである。
そんな国につきあって、子供のレベルに下げた解決をする必要は、本当は無いはずなのだが・・・
一番いいのは、その国が、ちゃんと民主化して大人の国になる事なのであるが、いつの話であろう。
しかし、民主化しても子供のままの某国もあることだし、やはりこれは国民性なんだろうか。