ワーグナー「ニーベルングの指環」

先日、クラウス盤とクナッパーツブッシュ盤を聴き比べてゆくかな、と書いた「ニーベルングの指環」であるが(こちら)とりあえず、漫画版(里中満智子版とあずみ椋版)片手に、順不同で、クライマックスシーンだけ取り出して聴き比べたりしている。通していきなり両方を聴いても、計30時間ぐらいかかるから、たぶん前に聴いた分は忘れているであろう。
そこらへんが一段落してから、またのんびりと通して聴くのがいいかもしれない。
あ、でも「ワルキューレ」と「神々の黄昏」は、先に通して聴きたいかな。
クラウスとクナッパーツブッシュの違いは、一言で言って「とっつきやすさの違い」であろう。双方ともにワーグナーの本質をついた名演であるが(全部聴いていない癖に偉そうに)素人でも分かりやすく流麗に仕上げてあるのがクラウスである。クナは、襟首をひっつかまれて、突然クナとワーグナーのデモーニッシュは世界に放り込まれてしまうので素人は右往左往するばかり、それが前回通して聴いた時の状態だったのであろう。
しかし、さすがに2度目、かつ、いいとこ取りで抜粋して聴いているので、だんだんにわかってきたようだ。
あとフルトヴェングラーの「ワルキューレ」も欲しくなってきたなあ。
あ、池田理代子も漫画化してるぞ、どうしよう(笑)