ワーグナー「神々の黄昏」第3幕

クレメンス・クラウス指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1953)
クラウスの「指環」の「売り」は、明快さと小気味のいい推進力である。
ブリュンヒルデの自己犠牲」の後半はテンポが上がって盛り上がるのだが、前半がびっくりするほど腑抜けているのが意外だ。ここまで、かなりいい演奏だと思って聴いてきたのに、これはどうしたことだろう。
それでも、名盤である事には変わりない。