サトクリフのローマン・ブリテン・シリーズ

サトクリフのローマン・ブリテン・シリーズは、一般には「ローマン・ブリテン4部作」と呼ばれている。(出版順)
1954 第九軍団のワシ
1957 銀の枝
1959 ともしびをかかげて
1980 辺境のオオカミ
しかし、前にも書いたが「夜明けの風」は、あきらかに「ともしびをかかげて」の続編である。
どうも「ローマン・ブリテン4部作」というくくりは、翻訳権を取得した日本の出版社のからみでつけたらてようで、海外ウィキペディアによると、シリーズとしては
「第九軍団のワシ・シリーズ」(アイクラ家のイルカの指輪でリンクする作品群)
というくくりになっていた。以下時系列順。
1954 第九軍団のワシ
1957 銀の枝
1980 辺境のオオカミ
1959 ともしびをかかげて
1963 落日の剣
1961 夜明けの風
1997 剣の歌 ヴァイキングの物語
1956 シールド・リング ヴァイキングの心の砦

ケルト、ケルトで来た私は、タイトルだけ見て「ヴァイキング?今はいいや」と思っていたのだが、どうも「剣の歌」では「イルカの指輪」を持つ少女が「シールド・リング」では「イルカの指輪」の継承者が出てくるようだ。
これから「第九軍団のワシ」「銀の枝」「辺境のオオカミ」を読んで、サトクリフも一段落つけようとしたのに、これではまだサトクリフから離れられないではないかっ!