ふたりの聖なる約束(2008)

アイリス・ジョハンセン
「青き騎士との誓い」(こちら)の続編であるが、実際は前作のビーローの若き親友と、ヒロインの妹の物語。前作を読んだ後、なんか一つ謎が残ってるな、という気がしたが、本作はその謎から物語が始まる。
例のエロシーンであるが、前作ではかろうじてストーリーからはずせたのだが、今回はどっぷりストーリーに絡んでいる。私が男のせいかもしれないが、エロはエロで、歴史ロマンは歴史ロマンで楽しみたい。
しかし、相変わらず人間模様の深みはさすがで、そこでどんどん引き込まれてしまう。
今回のテーマの「秘宝」はかなり「トンデモ」である。