アガサ・クリスティー「ねじれた家」(1949)

クリスティのミステリーが映画化されるという話題が3月末にあった。クリスティのミステリーは一応すべて読んでいるはずだが、すぐに内容を思い出せなかった。過去に感想を書いたかしらと思って検索したが無かった。
読み返してみてすぐ、なぜ感想を書かなかったか思い出した。
これは、何を書いても、感のいいミステリー・ファンなら即座にネタバレになる危険性を含んでいる作品だからだ。
未読の方は、是非何の予備知識もないままに読まれる事をお勧めする。クリスティー自身が最も好きな(もしくは最高傑作とした)2作品のうちの一つなので(もう1作品は「無実はさいなむ」)人間模様を含めて読み応えは充分である。
しかし、ミステリー・ファンなら読後に一言いいたくはなるではあろう。何を?それを書いたらやはりネタバレに・・・・