モーツァルト「バスティアンとバスティエンヌ」(1767)

ハラー指揮 ウィーン交響楽団(1986)
ウィーン少年合唱団
「アポロとヒュアキントゥス」と同じく、モーツァルト11歳の時の作品。
ただし、イタリアオペラではなく1幕のジングシュピールの小品。既にジングシュピールも書いていたのだな。
ストーリーは魔法使いが絡む、幼い恋の物語。
本来は大人が演じるように書かれているが、ここではウィーン少年合唱団員が歌う。
そこらへん、以前貼った映画と同じだね(こちら
気のせいかもしれないが、イタオペより伸び伸びしている気がする。(たぶん)ドイツの農村の踊り風の音楽もあるし、のどかである。

気になったのは序曲の主題がベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ」の第1楽章第1主題にそっくりなこと!
調べたら、ベートーヴェンが借用したというのはその筋では有名な話らしい。ベートーヴェンの中では「エロイカ」は大好きだったのに・・・・・ちょっとショック。