ジョージ・ベンソン「マスカレード」(1976)

若い頃、ラジオから流れてきた洋楽で、頭にこびりついていたような曲は、だいたいコンピ等でCDでも揃えていたのだが、この曲だけ漏れていた。
レオン・ラッセルのオリジナル(1972)もカーペンターズのカバー(1973)も、耳にしたのはジョージ・ベンソンの後だったので、この曲はもうジョージ・ベンソンで刷り込まれしまっている。
なので、カーペンターズを聴きながら歌おうとすると、リチャード・カーペンターお得意の、アレンジによるフレーズ変更があるので、同じフレーズで歌えないので、いんずい(方言)ことおびただしい(笑)ので、いつかジョージ・ベンソンを買わねば、と思っているうちに時間が経ってしまった。
今回、シングル・バージョンがボーナスで収録されている盤を中古で購入(アルバムは「ブリージン」)
1曲目の「ブリージン」もちゃんと覚えているから、LPは買った覚えは無いものの、アルバムとしてもちゃんと聴いていたのだな。
今で言えば「フュージョン」だが、当時は「クロスオーバー」というくくりだった気がする。「ブリージン」なぞ、ベースなんかも思ったより泥臭くて、それと洗練されたストリングスとの絡みも絶妙だな。
「マスカレード」
レオン・ラッセルのオリジナル

フレーズ変更のあるカーペンターズ

そして、今でも歌えてしまう、ジョージ・ベンソン版(アルバム・バージョン)

ついでにTV番組より