ベッリーニ「夢遊病の女」

バーンスタイン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団(1955)
マリア・カラス
チェーザレ・ヴァレッティ
ジュゼッペ・モデスティ


カラスの「夢遊病の女」 は数種類あるが、その内で最も早い録音、ケルビーニ「メデア」と同じく、バーンスタイン指揮。この公演によりこのオペラが復権したという演奏。
あらすじを読んでも何を語りたいオペラだかよくわからない。もしかして「夢遊病」という病気が認識され始めた頃に、オペラの題材として受けると思われて作られたんだろうか?シリアス・ドラマなんだか、ブッファなんだか。
そのせいかどうか、甘美な歌い上げ系が多いのはいいのだけれど、どうも個人的な好みだろうが、ベッリーニドニゼッティのようにぴんと来ないな・・・・カラスは楽しめるけどね。