ベッリーニ「カプレーティとモンテッキ」

ムーティ指揮 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(1984)
ロメオ:アグネス・バルツァ
ジュリエッタ:エディタ・グルベローヴァ
カペッリオ:グウィン・ハウエル
テバルド:ダーノ・ラッファンティ
ロレンツォ:ジョン・トムリンソン

タイトルを見てもピンと来ないと思うが、つまりは「ロミオとジュリエット」である。が、そのままオペラ化したわけでは無く、翻案に近い模様。
カラスBOXのベッリーニは終了したが「夢遊病の女」の前作にあたるこのオペラもチェックしたかったので、アグネス・バルツァが参加したムーティ盤(ライブ)が比較的廉価だったので購入。
なんか、このオペラ、ベッリーニがのびのびと作曲したような気がする。「このCDの成功は指揮のムーティワーグナーから「大きなギターにすぎない」と言われたベッリーニのオーケストレーションから単なる伴奏でない実に多彩な音楽を引き出している」(「オペラ名作名演全集」片倉康行)とあるように、最後まで聴衆を飽きさせない音作りのせいもあって、そのように感じるのかもしれない。
バルツァの声は相変わらず男前だ!これだけで私は満足(笑)
終結部の音楽が「椿姫」とおんなじだ!さては御大、またやっちまったか?
PS.ワーグナーがきつい事を言っているようだが、実はベッリーニをリスペクトしていたのは有名な話。