ペーター・コンヴィチュニーと「ガラスの仮面:忘れられた荒野」

ヴェルディドン・カルロ」フランス語5幕オリジナル版
ド・ビリー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団(2004)
演出:ペーター・コンヴィチュニー
今聴いているヴェルディの「ドン・カルロ」についていろいろと調べてみたら、かのコンヴィチュニーの息子で演出家として高名なペーター・コンヴィチュニーの舞台が、観客席を舞台に取り込んだ形の演出である、ということを知った。
それで思い出すのが、美内すずえの「ガラスの仮面」の劇中劇「忘れられた荒野」。同じ台本で全く違う印象を与える演出をサイクルでまわす、という話だったが、その中に客席を舞台に取り込むってのがあった。(雑誌掲載は1980年代のはず)
勿論、こういうアイデアは、昔からあるだろうが、もしかしてペーター・コンヴィチュニーが「ガラスの仮面」を知ってたら・・・って考えるのも面白い。