ヴェルディ「マクベス」

アバド指揮  ミラノ・スカラ座管弦楽団(1976)
シャーリー・ヴァーレット:マクベス夫人
ピエロ・カプッチッリ:マクベス
プラシド・ドミンゴ:マクダフ
ニコライ・ギャウロフ:バンクォー

ミラノ・スカラ座/ヴェルディ・ボックスである。
以前シュタイン盤「ドン・カルロ」でヴァーレットが気に入って、他にも欲しいなと思った時、実はこの「マクベス」も候補にあったのだが、このBOXに入っていて超ラッキーだった。慌てて買わなくてよかった。
正に激情のメゾの面目躍如の名唱、もうカラス盤とヴァーレット盤があれば「マクベス」はいいかな。あ!ヴァルナイ盤もある・・・・まあ、いつの日か。
他の歌手陣も豪華かつ、若い時期なので何の不足も無い。ドミンゴも若いし出番があまり多くないから許す(笑)
さて、指揮者のアバドであるが、実はけっこう聴かず嫌いなところがあって(私がクラシックを本格的に聴き始めた1980年代前後のいわゆるスター指揮者には、かなり偏見を持っていたようだ(笑))ちゃんと聴くのは初めてだったりする。
しかし冒頭から鮮やかな「生きている音」作りは、カルロス・クライバーを初めて聴いた時の印象にせまるものがある。聴かず嫌いは損をする。
というわけで、個人的には名盤と思う。