ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」

アバド指揮  ミラノ・スカラ座管弦楽団(1977)
ピエロ・カップッチッリ:シモン・ボッカネグラ
ミレッラ・フレーニ:マリア
ホセ・カレーラス:ガブリエーレ
ニコライ・ギャウロフ:フィエスコ
ジョセ・ヴァン・ダム:パオロ
ジョヴァンニ・フォイアーニ:ピエトロ

ミラノ・スカラ座/ヴェルディ・ボックスである。
このオペラに初めて接したのは、1981年の例のミラノ・スカラ座来日公演のカップッチッリであった(ろう)ことは以前書いた(こちら
初めてCDで買う「シモン〜」は、あえてカップッチッリを避けてゴッビにしたのだけれど、廉価で聴けるならカップッチッリも聴きたかったのでちょうどよかった。舞台上の信頼関係も厚いカレーラスとのコンビを始め他の歌手も豪華である。
さて、好みの問題を横に置けば、これは指揮、歌唱ともにちょっと文句が付けようがない。これも名盤扱いして良いのだろう。
ゴッビ・ガヴァッツェーニ盤も良かったので、この2つあればいいかな。
フレーニは好みではなかったが、若い頃は実にいい声をしていたのだな。地声の生かし方がいい。歌手もいろいろな年代で聴かないと真価を見誤る。