ドヴォルザーク「ルサルカ」

ジェイムズ・コンロン指揮 パリ・オペラ座管弦楽団(2002)
ルサルカ:ルネ・フレミング
魔法使い:ラリッサ・ディアドコヴァ
王子:セルゲイ・ラリン
水の精:フランツ・ハヴラータ
謎の(外国の)公女:エヴァ・ウルバノヴァー
森番:ミシェル・セネシャル
皿洗い:カリーヌ・デエ
アゴスティーニ・オペラである。当初はドヴォルザークの「ルサルカ」はCDでも買う予定はなかったが、せっかくデアゴスティーニで出してくれるのだから買ってしまった。どうしても「新世界」交響曲のイメージが強いドヴォルザークのオペラには興味深々だったのだが(笑)
その「新世界」でもわかるとおり、天性のメロディ・メイカーであるドヴォルザークの円熟の姿がこのオペラなのだろう。見事。
ストーリーは、結末は若干違うが、人魚を水の精に置き換えた「人魚姫」。しかし、この映像は、衣装、美術を現代にして、簡素ではあるが象徴主義的にかなり凝ったもので、それはそれでうならせられるのだが、最初に見る映像は、ストーリーどおりのメルヘンチックなものであってほしかった。
改めて思うのが、なぜルチア・ポップの録音か映像が無いんだろう、ということ。アリア集での録音や映像(こちら)はあるのに。