クレンペラーのブルックナー 交響曲第4番

ブルックナー 交響曲第4番
クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1963)
弱冠速めのテンポで、クレンペラーらしい、小細工なしの正攻法でぐいぐい押してくる。
人気の割に内容が薄いこの曲は、こういう演奏の方があらが出なくて楽しめる。
ただ、第4楽章でわずかに小細工が出たのと、第1楽章で私がよくいう、天空から光さしてくるような部分が、ちょっと気に入った響きにならなかったのが惜しい。