ノヴァリスの3rd

Sommerabend(1976)
Novalis
2ndが最高傑作と言われている、と書いたが、こちらを最高傑作と推す声もあるノヴァリスの3rd、前作はアナログA面3曲、B面2曲だったが、こちらがA面2曲、B面1曲(組曲)で、さらに大作主義。
前作の流れをくむ1曲目は、やはりリズムのモタ臭いキャメル。リズムが凝っているのにリズム隊がモタ臭いってのはどうなんだろう(笑)ギターがあまりリードをとらないので、延々と伴奏が続くように聞こえてしまう(が、これが彼らの味なんだそうだ)
2曲目は「エピタフ」っぽいという声もあるが、「エピタフ」に影響を受けたPFMの「九月の情景(甦る世界)」に近いか。
3曲目は間にアップテンポの部分を挟むが、アコースティック・ギターやら、水音や小動物の声のSEがかぶさった抒情的な曲で、ピンク・フロイドの「原子心母」や「エコーズ」の雰囲気、2,3曲目のように、あまりリズムに凝らない方が、彼らの持ち味が生きる気がするが。
いろいろ文句も書いているが、個人的にはこの3rdを推したいと思う。