ベルグルンドの「わが祖国」

スメタナ 連作交響詩「わが祖国」
ベルグルンド指揮 シュターツカペレ・ドレスデン(1978)
他にもベルグルンドを聴いてみたいなと思っても、なんかぴんとくる作曲家があまりないが「モルダウ」を含む「わが祖国」とブラームスの交響曲全集があった。
ネットでは
チェコの作曲家の曲を
フィンランドの指揮者が
ドイツのオーケストラを指揮して演奏している。
というミスマッチを指摘する声もあるが
そのミスマッチを超越したなかなかの名演との声もある。
録音時期はシベリウスの交響曲全集のボーンマス交響盤ちヘルシンキ・フィル盤の間にあたるので、まだまだ熱い演奏の時期にあたるか。
とりあえず「モルダウ」を聴いてみる。
けっこう速めのテンポだし、アクセント付けも好みではないので、これは(個人的な)期待外れかな、と思ったが、中間部の透徹した幽玄性はなかなかのもの。あだやおろそかにはできない。でも、やっぱりこの曲はフルトヴェングラーに戻るってくるな。