リヴィング・ステレオのシベリウスのヴァイオリン協奏曲

シベリウス  ヴァイオリン協奏曲
ヘンドル指揮 シカゴ交響楽団(1959)
ヤッシャ・ハイフェッツ:ヴァイオリン
リヴィング・ステレオがやっと届いた。
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2012/12/09
まずはシベコンを聴いてみる。
聴く前に演奏時間をチェックしたら、通常は32,3分以上はかかるはずが約26分、ええー何で?と思ったが、全体にテンポが速めなのもあるが、オケのパートがやたら速い。
つまりは、聴衆にソロのヴィオルトーゾを早く聞かせるために、余計なオケパートは手早く終わらせよう、という演奏だ。
通常の「協奏曲」は、まずは「ソロ」ありき、であるから、当時の大時代的な名手を起用した「協奏曲」としては、たぶん当然のような演奏なんだろう。だからヴァイオリンを楽しむ分にはいいかもしれない。
しかし、この曲は「通常の「協奏曲」ではない」のである。
このシリーズは、けっこうこういった大時代的な演奏が多そうなので覚悟が必要だ。しかし、そういう演奏があった、という事も重要なので、仇やおろそかにできない。